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1000年に一度の邂逅 レモン彗星の観測

珍しく連投になります、からなしです。

道東へ行った余韻に浸ったのも束の間、世間はレモン彗星で大盛り上がり…

今回は流行りに乗るべく、房総半島の端へ彗星を追いかけにいきました。

そもそもの話し、彗星とは?

日本では「ほうき星」と呼ばれる彗星。その正体は一体何なんでしょうか。

夜空に輝く彗星のひみつ 彗星って何? 流星との違いなどについて解説(季節・暮らしの話題 2025年01月31日) - 日本気象協会 tenki.jpより引用

 

彗星の正体は、氷と塵の塊です。中心に岩や金属の核(1〜10kmくらい)があり、その表面を氷(水・二酸化炭素・メタンなど)と塵が覆っている。普段は太陽から遠くて暗い暗い宇宙を漂っているのでほとんど光りません。

 

でも、太陽に近づくと、表面の氷が昇華することで、そのガスと塵が尾(テイル)を作ります。

レモン彗星の概要

レモン彗星は2025年1月3日にMount Lemmon Survey(アリゾナ州)のレモン山天文台で発見されました。レモン山で見つかったからレモン彗星なんですね。

レモン山天文台 - Wikipediaより引用

 

軌道周期はおよそ1,150〜1,350年なので、前回太陽のそばを通ったのは平安時代ごろになります。その頃は彗星なんて観測できてなかったでしょうから、当然記録も残っていません。一度太陽から離れると彗星は、ほぼ”光らない氷の塊”になるので、今回観測できたのは本当に巡り合わせが良かったのだと感じます。

和田正尚『源氏物語絵詞』/国立国会図書館デジタルコレクション

いざ、撮影に出陣!

今回、撮影地に選んだのは房総半島。

西南西が彗星の現れる向きで且つ高度が20°程度と低めなので、比較的ひらけていて光害の影響を受けにくいところという条件で選定しました。

実は、撮影地には2回訪れていて1回目は平日仕事おわりに。不発でした。

なので、2回目の挑戦になります。

夕焼けは空が燃えているようで、スマホで充分いいやつでした。

秋を感じる。

一応カメラでも撮ってみました。

もう終わりでもいいかな…って思いましたが、今回の狙いは彗星です。

そして、待機しているとその時が。

レモン彗星です。尾がしっかり撮れていました。

ちなみに35mm換算で260mmくらいなのですが、75mmだと彗星が小さくてなに写ってるかよくわかりませんでした。

35mm換算200mm。なんとか景色と絡めることができましたが、腕が足りずに思うような構図では撮れませんでした。それでも、初めての彗星を見ることができて胸が高鳴りました。

まとめ

本来、レモン彗星の頭部は二原子炭素(C2)などの分子が太陽光に励起されて緑がかった色に発光されます。ですが、そこまでの色味も出せるはずもなく…

動物撮影と天体撮影はとても難しいなと感じました。

 

今回はここら辺でお別れとします。それではまた。