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光と曲線の美術館 国立新美術館

兼ねてより足を運んでみたかった東京にある国立新美術館。

X halfのついでに寄ることができたので、今回書いていきたいと思います。

国立新美術館

The National Art Center, Tokyo

東京都港区・六本木に位置する、2007年開館の日本で最も新しい国立美術館のひとつ。

 

常設展示を持たず、「展覧会を開催するための美術館」というユニークなスタイルが特徴です。最大の見どころは、黒川紀章(建築家)による流麗な建築デザイン

 

入館だけなら無料という点も魅力的です。

使用レンズ「biogon」について

今回の撮影で使用したレンズは「C-Biogon 21mm F4.5」

biogonはCarl Zeiss社の天才設計者ルートヴィヒ・ベルテレ(Ludwig Bertele)が設計した、超広角でありながら歪曲が非常に少ないレンズ設計の一種です。

 

アトリエライカさんからの引用になりますが、レンズ構成は対称型のシンメトリカルなダブルガウスの発展型になります。

引用:at-leica.com

通常、広角レンズで問題となるのが歪曲「ディストーション」。特に建築撮影では「まっすぐ」が重要になります。

biogonはこの歪曲を極限まで抑えた構造で、線が水平・垂直に保たれることで目の錯覚や違和感のない写りが実現できました。

なので特に建築写真、風景、光学用途で重宝されたんですね。

今回、ベルテレが目指した幾何学的に正確な世界を描き出すことのできるレンズで撮影してきました。

撮影写真

デカさの割に空調が弱く、夏になると汗ダラダラになると見かけたので今の時期に来ることができてラッキーでした。

 

近未来的なフォルム。

幾何学的なテーブルの配置と波打つようなガラスカーテンウォールの対比が良いです。

自然光や柔らかく差し込む吹き抜け空間。

ミステリーサークルもありました。

まとめ

非常に格好の良い建築物でした。ベルテレのレンズで撮影しながら先人たちや歴史に想いを馳せながら、撮影する時間は至高でした。普段はいろいろ小難しいことを考えながら撮ってますが、こんなふうにゆるふわ撮影するのも良いものですね。